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「楽天モバイルは料金が安いから乗り換えたいけど、田舎では電波が繋がらないって聞くし…」
地方や田舎での電波状況を理由に、楽天モバイルへの乗り換えをためらっている方は多いでしょう。
実際のところ、楽天モバイルの通信エリアに関する口コミは混在しており、
「都市部なら問題ない」
「地方では繋がらない」
「山間部は使い物にならない」
など、さまざまな声が聞かれます。
本記事では、楽天モバイルが2024年6月に開始した「プラチナバンド(700MHz帯)」導入後の最新通信エリア情報、実測データ、そして地方・山間部での実際の利用状況を詳しく検証します。
結論から申し上げると、都市部から地方郊外までであれば、楽天モバイルはほぼ問題なく利用でき、特に屋外での通信品質は3大キャリアとほとんど変わりません。
ただし山間部や建物内では課題が残り、2026年9月のパートナー回線終了後の状況変化に注視する必要があります。
楽天モバイルの2つの回線の仕組み:楽天回線とパートナー回線(au回線)
地方での電波状況を理解する上で、楽天モバイルの通信構造を把握することが重要です。
楽天回線(自社回線)
周波数帯:1.7GHz帯(Band 3)がメイン
特徴:楽天モバイルが独自に整備した基地局で通信
エリア:全国4G人口カバー率98%(自社回線のみ)
課題:周波数が高いため、壁や建物を通過しにくく屋内で弱くなる傾向
パートナー回線(au回線)
周波数帯:800MHz帯(Band 18/26)
特徴:KDDIのネットワークを間借りして運用
エリア:地下鉄、地下街、トンネル、一部地方エリアを補完
重要な変化:2026年9月末で終了予定
最新情報:4G人口カバー率99.9%の内訳
· 楽天回線のみ:98%
· パートナー回線を含む:99.9%
つまり、地方や郊外でのカバーの多くは、パートナー回線(au回線)に依存しているということです。
2026年9月のパートナー回線終了後、楽天がこの1.9%をどこまでカバーできるかが、今後の最大の懸念点になります。
プラチナバンド(700MHz帯)とは何か:導入背景と効果
2024年6月、楽天モバイルが新たに開始したサービスが「プラチナバンド」です。
プラチナバンド(Band 28・700MHz帯)の特性
周波数帯:700MHz帯(770~773MHz下り、715~718MHz上り)
物理的特性:周波数が低いため、障害物を回り込んで浸透しやすい
具体的効果:
· 建物の壁を通過しやすく、屋内での受信感度が向上
· 地下街やビルの地下1階、2階での通信が改善
· 悪天候時の通信安定性が向上
· 同じ送信電力でも、高周波帯より広いエリアをカバー可能
導入スケジュール
· 2024年6月27日:商用サービス開始
· 2024年7月時点:東京都内の一部基地局のみで運用
· 2026年3月時点:徐々に全国展開中
· 2033年度末:全国10,661局への基地局配置完了を目標
重要な注意点:まだ展開途上
プラチナバンドが始まったことは、楽天モバイルの通信戦略上、極めて重要な転機ですが、2026年5月時点でもまだ展開途上です。
対象エリアが限定的なため、プラチナバンドの恩恵を受けられるのは、現在のところ東京・大阪など一部の大都市に限定されています。
全国展開は2033年度末までかかる予定なので、プラチナバンドの効果を地方全域で感じられるようになるには、もう数年の時間が必要だと理解しておくべきです。
地方・田舎での実測通信速度データ(2026年5月時点)
それでは、実際に楽天モバイルがどの程度の速度を出しているか、場面別の実測データを見てみましょう。
都市部での通信速度(参考値)
| 時間帯 | ダウンロード速度 | アップロード速度 |
|---|---|---|
| 朝(7時~9時) | 92.7Mbps | 27.31Mbps |
| 昼(12時~13時) | 60.13Mbps | 22.18Mbps |
| 夕方(16時~19時) | 70.51Mbps | 23.13Mbps |
| 夜(20時~23時) | 76.77Mbps | 23.71Mbps |
| 全時間帯平均 | 81.58Mbps | 24.08Mbps |
地方・郊外での実測データ
| 場所 | ダウンロード速度 | 通信状況 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 県庁所在地(屋外) | 45~60Mbps | 安定 | ◎快適 |
| 地方中堅都市(屋外) | 30~45Mbps | ほぼ安定 | ◎快適 |
| 農村地帯(屋外) | 15~30Mbps | たまに不安定 | ○実用的 |
| 山間部の山頂付近 | 8.6Mbps | 不安定 | △最低限 |
| 山間部の奥地 | 圏外 | 接続不可 | ✗使用不可 |
重要な分析
· 都市部平均81Mbps:Web検索、SNS、動画視聴(HD画質)に十分
· 地方郊外30~45Mbps:同じく日常利用に問題なし
· 農村地帯15~30Mbps:LINEメッセージ、メール、標準画質動画は可能
· 山間部8.6Mbps:音声通話は可能だが、データ通信は限定的
つまり、生活の中心地が都市部から地方都市、農村地帯であれば、楽天モバイルはほぼ問題なく利用できるということです。
地方都市・山間部・屋内での実際の利用場面検証
ここからは、実際の利用場面ごとに、どの程度の通信品質が期待できるかを検証します。
地方県庁所在地での利用(例:福井県福井市)
屋外:45~60Mbps 安定して利用可能
ショッピングモール内:25~35Mbps 多少弱いが利用可能
建物内の奥:10~20Mbps 弱いが使用可能
地下駐車場:3~8Mbps 接続不安定
判定:日常生活でほぼ問題なし
農村部での利用(水田が広がる地域)
屋外:20~30Mbps 安定
農家の建物内:5~15Mbps かなり弱い
トラクターなどの移動中:15~30Mbps 良好
判定:屋外なら問題なし、建物内は注意
山間部での利用(山頂付近)
山頂:10~20Mbps 良好(楽天回線)
林の中:2~8Mbps 接続不安定
トンネル内:圏外 使用不可(パートナー回線予定)
判定:標高が高い場所ほど繋がりやすい傾向
屋内(建物内)での利用
3大キャリアとの比較
| 場所 | 楽天モバイル | ドコモ | au | SoftBank |
|---|---|---|---|---|
| オフィスビル(窓近く) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| オフィスビル(中央部) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 地下1階飲食店 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 地下2階駐車場 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 鉄筋コンクリート建物内奥 | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
楽天モバイルは屋内で3大キャリアに比べて劣位にあることが分かります。
パートナー回線(au回線)エリアでの実際の挙動
現在、楽天モバイルはパートナー回線(au回線)に依存してカバーしている地域が存在します。
パートナー回線が使われる場面
· 地下鉄・地下街
· 駅地下の商店街
· 地下駐車場
· トンネル内
· 一部の地方郊外エリア
パートナー回線の通信速度
パートナー回線(800MHz帯)は、周波数が低いため建物内での通信に向きています。
実測データ:
· 地下鉄内:15~30Mbps(最近の帯域拡張により改善中)
· 地下街:20~40Mbps
· 地下駐車場:5~20Mbps
2026年9月パートナー回線終了の影響
重大な注意点:2026年9月末にKDDIとのローミング協定が終了予定です。
これにより、現在パートナー回線でカバーしている地域は、楽天自社回線に完全に切り替わります。
影響を受ける可能性がある地域:
· 地下鉄が多い大都市(東京、大阪、名古屋)→ 帯域拡張工事で対策中
· 地方の一部エリア(アンテナが少ない農村部) → リスクあり
· 山間部のトンネル → 依存度が高い、改善が進むか注視
繋がらない時の対処法と即座の対策
楽天モバイルで通信が繋がりにくいと感じたときの対処法を、優先度順に紹介します。

対処法① 機内モードのオン/オフ(最速解決・5秒以内)
手順:
1.スマートフォンの画面上部から下にスワイプ(クイックメニュー表示)
2.「機内モード」をタップしてオンにする
3.5秒~10秒待つ
4.もう一度タップしてオフに戻す
5.通信の再取得を待つ
効果:90%以上の場合で改善
理由:楽天回線とパートナー回線の切り替えが上手くいっていない時、強制的にリセットできる
対処法② 端末の再起動(10秒で改善)
電源ボタンを長押ししてスマートフォンを再起動
効果:機内モード対処で改善しない場合に有効
時間:約1分(再起動時間含む)
対処法③ OS・キャリア設定のアップデート(5分)
iPhoneの場合:
1.「設定」→「一般」→「情報」を開く
2.キャリア設定更新があれば自動で案内される
3.アップデート完了後、通信再試行
Androidの場合:
1.「設定」→「システム」→「システムアップデート」を確認
2.更新があれば実施
対処法④ 5Gから4Gへの切り替え(1分)
5Gの電波が弱いエリアでは、4G固定にすることで安定性が向上する場合があります。
手順:
1.「設定」→「モバイル通信」→「通信オプション」を開く
2.「音声通話とデータ」から「LTE」を選択
3.5Gの接続を一時的に無効化
**対処法⑤ 場所を移動する(即座の解決)
・ 建物の中なら窓際に移動
・ 地下なら地上に出る
・ トンネル内なら抜けるまで待つ
物理的に電波の好条件な場所に移動することが最も確実です。
対処法⑥ Rakuten Casa(小型基地局)を無料設置(根本的解決)
自宅の電波が弱い場合、楽天モバイルからRakuten Casa(小型基地局)を無料で借りることができます。
条件:
· 自宅に固定回線(光回線など)があること
· 楽天モバイルを契約していること
効果:自宅内の電波が大幅に改善
設置手順:
1.楽天モバイルカスタマーサポートに申し込み
2.Rakuten Casaが郵送で届く
3.WiFi接続して設置完了
費用:完全無料(返却時も返送料無料)
地方・田舎でのスマートな乗り換え提案:「まずはサブ回線として試してみる」
田舎や地方での電波に不安を感じている方には、以下のアプローチを強く推奨します。
提案内容:楽天モバイルをサブ回線として1ヶ月間試す
メリット:
· 本契約前に、自分の生活圏での通信品質を実際に確認できる
· 事務手数料0円・解約金0円なので、試験的利用にピッタリ
· 既存キャリア(メイン回線)は変わらず使用できるので、通信切断のリスクなし
· 実際の使用感を基に、本契約するかどうかを冷静に判断できる
実施ステップ
Step 1:準備期間(1週間前)
1.楽天モバイル公式の「サービスエリアマップ」で、自分の住所が対応エリアか確認
2.「自宅でどの程度の電波が入るか」を事前に把握
3.よく行く場所(職場、買い物先、実家など)のエリア確認
Step 2:申し込み(当日~翌日)
1.楽天モバイル公式サイトでeSIM新規契約を申し込み
2.本人確認書類をアップロード(My Number Card、運転免許証など)
3.eSIMプロファイルをダウンロード
4.スマートフォンの「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」
Step 3:試用期間(1ヶ月間)
1.楽天モバイルを日常的に使用
2.「通勤経路で繋がるか」「自宅内の電波強度」「建物内での利用感」を記録
3.3大キャリア(メイン回線)との比較で、実用性を判断
Step 4:判断(1ヶ月後)
· 良好な場合:本契約へ移行、または完全乗り換え
· 不満の場合:解約(手数料0円)、メイン回線をそのまま継続
· 条件付き:サブ回線として継続利用(LINEなど最低限のアプリのみ使用)
この提案の妙味
地方や田舎で心配な方こそ、「まず試してから決める」というアプローチが最も理に適っています。
口コミやレビュー記事だけでは判断できない「自分の生活圏での実際の通信品質」を確認できるため、後悔のない選択ができます。
よくある質問と回答
Q1:楽天モバイルは本当に田舎では使えないのか?
A:そんなことはありません。県庁所在地や地方中堅都市であれば、楽天モバイルは十分に実用的です。
問題になるのは「山間部の奥地」「アンテナが少ない農村地帯の奥」「トンネル内」など、限定的な場面です。
日常生活の中心地が市街地であれば、ほぼ問題なく利用できます。
Q2:2026年9月のパートナー回線終了後、電波状況はどうなる?
A:楽天モバイルは終了までにエリア整備を加速させる方針です。
ただし「全く同じレベル」での補完は難しい可能性が高いため、特に地方郊外では多少の品質低下が予想されます。
更新情報は楽天モバイル公式サイトで確認してください。
Q3:プラチナバンドはいつから本格的に利用できる?
A:2026年5月時点では、まだ東京・大阪などの大都市に限定されています。
全国10,661局への配置完了は2033年度末予定なので、地方での効果を感じられるようになるには、まだ数年の時間が必要です。
Q4:建物内で繋がりにくい場合の最終手段は?
A:Rakuten Casa(小型基地局)の無料設置です。
自宅の電波が弱い場合、これで大幅に改善されます。
また、楽天モバイルの「電波改善・調査依頼フォーム」からも要望を出せます。
Q5:本契約前にお試し利用する最良の方法は?
A:eSIMの新規契約で1ヶ月間サブ回線として試すことです。
事務手数料0円・解約金0円なので、「試してみる」という判断が容易です。
実際の生活圏での通信品質を確認してから、本契約するかどうかを決めることで、失敗のリスクを最小化できます。
最終結論:地方・田舎でも楽天モバイルは現実的な選択肢に
楽天モバイルの地方・田舎での通信状況をまとめると、以下の通りです。
実用的な地域
· 都市部・県庁所在地:◎ 完全に問題なし
· 地方中堅都市:◎ 日常利用で支障なし
· 農村地帯(市街地近辺):○ ほぼ問題なし
条件付きで実用的
· 山間部:△ 屋外なら利用可、建物内は弱い
· 大規模農村地帯:△ 屋外なら利用可、建物内は弱い
課題が残る地域
· 山間部の奥地:✗ つながらない可能性が高い
· 極度の僻地:✗ 使用不可
推奨アプローチ
1.楽天モバイル公式のエリアマップで事前確認
2.eSIMでサブ回線として1ヶ月間試す
3.実際の通信品質を確認した上で、本契約の判断
プラチナバンドの導入、地下鉄通信改善工事、2026年末の衛星通信サービス開始など、楽天モバイルの通信環境は着実に改善が進んでいます。
「安い料金で、かつ実用的な通信環境」が実現しつつある今、地方・田舎での乗り換えも、以前ほどリスキーではなくなってきました。
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